水戸芸術館ACM劇場だより

茨城県水戸市にある水戸芸術館ACM劇場制作スタッフによるACM劇場公式ブログです。ACM劇場の公演情報や稽古場の様子など、劇場の最新情報を発信していきます!

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【チェルフィッチュ】今回のコンセプトについて

先日このブログでは、チェルフィッチュそして岡田利規さんについてご紹介しました。
「今回の作品ってどんな感じなんだろう?」「特に今回の作品のコンセプトって?」と思った方もいらっしゃるはず。ですので、今日はチラシの裏にもすでに掲載されていますが、今回の作品のコンセプトについて、改めてご紹介します。



「ゾウガメのソニックライフ」―コンセプト

満ち足りた生を送りたいものです。それには結局日常が大切です。物語の主人公(男女のカップルです)が、そう考えているのです。
けれども、満ち足りた生、それは余りに遠くて、そこに届くのはほとんど絶望的です。そう考えるのが現実的です。
そこで、ここは思い切って、こう考えることにしてみましょう。いや、ぜんぜん遠くなんかない、と。

…たとえば、世界じゅうの出来事に対してヴィヴィッドでいようと、がんばって努めていればいいような気がする。
だって、誰の日常も、その日常よりもずっと大きなスケールを持つ何かと、絶対につながっているのだから。
それを心から実感すること、そして、その実感を長く維持しておくことはとても難しい、ということは、とりあえず措いておいて。

「ゾウガメのソニックライフ」は、わたしたちが感じているうんざりさ(および、その主な要因である社会)に、どこかしら普遍的なものがあることを、せめてものこととして信じて、つくられます。

2009年発表の「ホットッペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」では、日常を描写するというナチュラリズムの追求を一気に加速させ人々の所作を拡張させたダンス作品を、2010年発表の「わたしたちは無傷な別人である」ではそれまでの方法論を次なる次元に押し進め、時空間をより抽象化した演劇が、観客の想像力によってのみ完成することを示したチェルフィッチュ。2011年の新しい探求にぜひお立ち会い下さい。
岡田利規



今月の2月26日(土)~27日(日)に水戸芸術館ACM劇場で上演するチェルフィッチュ「ゾウガメのソニックライフ」
公演までの間、このブログでは特設サイトのインタビュー記事などを紹介しています。いますぐ色々知りたい!という方は特設サイトをご覧ください。
また、Twitterなどでは現在神奈川芸術劇場で上演中ということもあり、公演をご覧になった方の感想なども続々と流れています。気になる方は#zougameで検索してみてくださいね。
岡田利規さんの関連書籍は、水戸芸術館内にあるミュージアム・ショップ「コントルポアン」でも好評発売中。要チェックです!

チケット好評発売中。公演詳細はこちらよりご覧ください。
チケットのご予約は☎029-225-3555(9:30~18:00/月曜休館)まで!

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