水戸芸術館ACM劇場だより

茨城県水戸市にある水戸芸術館ACM劇場制作スタッフによるACM劇場公式ブログです。ACM劇場の公演情報や稽古場の様子など、劇場の最新情報を発信していきます!

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【WACCAレポ】産み育てを考えるワークショップ2/28

WACCA project「産み育てを考えるワークショップ」5回目(2/28)のレポートです!
次回は3/9(土)10時~です。

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まずは、初参加の方々の自己紹介から。
今回も、たくさんの方にお集まりいただきました。
3人のお子さんをもつママさんや、ひたちなか市で子育て支援団体の活動をしている育てのプロフェッショナルの3名、そして、飛び入り参加のママさんも!

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さて、今回はシアター・ゲームというものをやってみました。
シアターゲームとは、演劇の手法を用いたコミュニケーションゲームのことで、よく俳優育成の稽古に用いられています。

まずは2人ペアになります。
片方の人が人指し指をたてて、もう一人の人がその人差し指の先端に掌をそっと乗せ、目を閉じた状態で、室内を誘導してもらうというもの。
この時、お互いの会話は禁止。コミュニケーションは指と掌のみ。ちなみに、ここは断崖絶壁という設定です。
観ているほうも無言で見守ります。

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皆さん、初めての体験にハラハラ・ドキドキの様子!

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実際自分がやってみた感想、人のを観ての感想を聞いてみました。
・怖かった!
・一点だけでつながってこれだけ歩けることに驚いた。
・汗がでた!
・言葉がないと辛い。
・初対面の人でも、その方に委ねてどうにかなるものだと思った。
・触るという感覚が大切なのだと感じた。
・音に敏感になった
・光が気持ちよかった、日陰にはいると体がこわばる。
・目を開けているときと感じることが違う。
・足の感覚だったり、暖かさや光の感じで、だいたいどこを歩いているかわった。
・相手を誘導するスピードに気を使った。

などなど。
実はこのシアターゲーム、自分がどんなタイプの人間なのかが見えてくるのです。

恐怖を感じていると身体が緊張して指が無意識のうちに閉じたり、手に汗をかいたりします。また、リラックスしているときはまっすく指が開くそうです。「身体は嘘がつけない」とはまさにこのことです。

自分はどういうときに恐怖を感じたか、または安心したか?初対面の相手に対しどこまで心が開けたか?
みなさん人と関わるときに自分がどんなタイプかわかった様子!

今度は、さらに高度なゲームに挑戦!同じく2人組になって、一人は目を閉じた状態で好きなように遊び、もう一人はそれを見守り、危ないと思ったときにだけ止めに入ります。言葉によるコミュニケーション一切禁止!

スタート!

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目を閉じて遊んでいる人を見ていると、手足をついて慎重に動くタイプや、手探りでまわりのものを確認しながら進むタイプなど。最初は皆さん緊張しているせいか慎重に動いていましたが、時間がたつにつれペアとの信頼関係も深まり、小走りしたり、床に転がったり、子どものおもちゃで遊んだりと、時間の経過に伴い、身体が緩んでいくのがよく分かります。中には物を投げて遊びだすというかなりワイルドな方もいらっしゃいました(笑)

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一方、ストッパー役の人たちはというとやはり個性が色濃く出ていて、どのタイミングで止めるのか?はやめはやめに危険を考慮し止めるタイプや、本当に危険じゃない限り壁にぶつかっても止めないタイプ、ペアにくっついて見守るタイプ、離れたところで見守り好き放題させるタイプなど、本当にその人が表に出て面白かったです。

つまり、これらの行動は自分が無意識のうちにとっている対人行動であって、子どもに対する行動でもあるわけです。
皆さんの感想を聞いていても、自分の行動に納得したり、意外な一面に驚いたり、普段の行動に反省したりと、反応も様々でした。

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産み・育てというと、今までは「子どもと向き合う」「対子ども」というイメージが強かったのですが、実際には自分と社会であったり、周囲の人間関係があったうえで、「子育て」があるということがわかった気がします。

また、人間関係において自分はどういう行動をとっているのか?それらの行動は、子どもへの接し方にも直結しているのだと、理解しました。あたりまえのことなのですが、頭では理解していても、それらの行動を客観的に見て、身を以て体験することはとても衝撃的でした。

産み育てを考えるワークショップも残すところ3/9(土)、3/14(木)、3/19(火)と3回です。初参加も、飛び入りも大歓迎。年齢・性別・職業問わず参加者大募集です!興味のある方、ぜひぜひお越しください。

また、各回ワークショップ終了後に参加者同士がお弁当を一緒に食べるランチタイムを開いております。参加自由ですので、こちらもあわせてご参加お待ちしております。

| 教育プログラム | 14:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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